定数6増法案 野党抵抗で委員会採決見送り
参議院の議員定数を6増やす公職選挙法改正案について、自民党は10日中の委員会採決を目指していたが、野党側の抵抗で11日以降に持ち越されることになった。
公職選挙法改正案は10日、参議院の委員会で審議が予定されていた。自民党は審議の後、10日中に参議院の議員定数を6増やす自民党案の委員会採決に踏み切る構えをみせていたが、これに反発した日本維新の会が「あまりにも強引にやり過ぎている」として委員長の問責決議案を提出した。
日本維新の会・石井議員「自民党案が定数増ということなので、とうてい国民には納得できない。ですからもっと審議を尽くすべきだと」
このため10日の審議は見送られたが、委員長の問責決議案は議事に取り上げられないまま、委員会は11日に再開される方向。
自民党は改めて11日中に委員会で採決することを目指しているが、法案には立憲民主党など他の野党も強く反対しており、激しい抵抗も予想される。