活発な前線の影響で東日本から西日本にかけて記録的な大雨になっていて、河川の氾濫や土砂災害も各地で起きている。ＮＮＮのまとめでは、これまでに３人が死亡し２人が行方不明になっている。高知県安芸市から中継で伝える。

高知県内は６日未明から県東部を中心に記録的な雨になった。馬路村魚梁瀬では１時間に９７ミリ、香美市繁藤で８９ミリの猛烈な雨を観測。先月２８日の降り始めから６日午後３時までの総雨量は、馬路村魚梁瀬で１４７２ミリとなったほか、本山町、香美市大栃、香美市繁藤でも１０００ミリを超えている。

この雨で、安芸市栃ノ木地区では家屋の浸水により１１世帯２１人が自宅から出られなくなった。一時、屋根の上に避難した人もいたということだが、午前９時前までに全員が無事に避難しているのを確認した。

また、行方不明者も出ている。香南市消防本部によると６日午前５時過ぎ、香南市香我美町を流れる香宗川で「牛乳配達中の息子が川に流された」といった通報があった。

その後、警察にも人が乗った車が流されているといった情報が寄せられていて警察と消防が行方を探している。