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西日本中心に“大雨”兵庫県円山川から中継

2018年7月6日 16:24
西日本中心に“大雨”兵庫県円山川から中継

活発な前線の影響で東日本から西日本にかけて記録的な大雨になっていて、河川の氾濫や土砂災害も各地で起きている。NNNのまとめでは、これまでに3人が死亡し2人が行方不明になっている。5日から雨が降り続き、河川の増水が心配されている兵庫県豊岡市の円山川から中継で伝える。

懸念されているのは河川の氾濫。円山川の橋脚には大きな木がひっかかっているのが見える。

5日の昼過ぎから夜中にかけて、この場所では一気に4メートル水位が上昇した。現在は再び水位は落ち着き一見、川の流れはそこまで急には見えないが、これで安心しては危険だという。仮にこの場所が快晴だとしても、上流の山間部で大雨が降れば一気に水位が上昇することもあるといい、地元の方々は非常に危機感を持っている。

実はこの場所は14年前の2004年の台風で、川が増水し堤防が決壊した。私が立っているこちらの場所も100メートル以上にわたって決壊し、川の水が市内に流れ込んで豊岡市の8200棟以上が浸水、7人が死亡する大きな被害がでた。

今回も当時に匹敵するような雨が予想されていて、当時を経験された方は、恐怖を感じている様子だった。豊岡市など近畿北部ではこれから7日朝にかけて雨脚が強まることが予想されている。

6日からの2日間で豊岡市では、1か月の平均降水量の2倍から3倍の雨が降る見込み。河川の増水や土砂災害には引き続き厳重な警戒が必要。