韓国と北朝鮮のバスケットボールの交流試合が５日までの２日間、平壌で行われた。観戦するかが注目された金正恩委員長は、試合会場には現れなかった。

平壌では、４日と５日の２日間、南北の代表選手によるバスケットボールの交流試合が行われた。今回の交流試合は、バスケットボール好きで知られる金委員長が４月の南北首脳会談で提案したもので、自ら観戦するのではないかとの見方が出ていたが、２日とも観戦しなかった。

これについて北朝鮮の金英哲統一戦線部長が５日午前、韓国側の団長として平壌入りしている趙明均統一相と会談を行った際に、「金委員長は地方視察中で観戦できないようだ」と伝え、金委員長に言われて自分が挨拶にきたと話した。

また、金英哲部長は、６日に訪朝するアメリカのポンペオ国務長官と会談する予定で、趙統一相によると、会談について「うまく協議する」と述べたという。非核化の具体的な進め方などをめぐり、進展があるのかが注目される。