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進路の決断 文系、理系の選択が早すぎる?

2018年7月5日 16:36
進路の決断 文系、理系の選択が早すぎる?

世の中で議論を呼んでいる話題について、ゲストに意見を聞く「opinions」。今回の話題は「文系、理系どっち? 早すぎる!?進路の決断」。「トビタテ!留学JAPAN」のPRチームリーダーの西川朋子氏に話を聞いた。

あるNPO法人が高校における進路指導の実態を調査した「進路指導白書2017」によると、高校生が文系か理系を選ぶ「文理選択」は、1年生の12月までに行う学校が半数以上、約52%だった。

ネット上ではこんな意見が見られた。

「選択時期がだんだん早くなってきている」
「専門性の高い人材って、文理両方兼ね備えている」
「やりたいこと変わった。大学で文理転向した」


――この話題について西川さんの意見をフリップに書いていただきました。

「学びもボーダレスに」と書かせていただきました。

高校1年生という高校に入ったばかりの段階で、自分が将来学びたいこと、文系か理系かを決めなくてはならないというのは早すぎると思います。高校時代に色々な経験をするなかで、大学でどんなことを勉強したいかを考える機会を持ってほしいです。例えば、私たちが推奨しているのは留学であったりするのですが、そういう機会を持ってから選択した方が良いと思っています。

政府としても文理選択ではなく文理融合をもっと推奨していくべきという方針を出していますので、このニュースはとてもタイムリーだと思っています。

海外では文系理系を選択というのはありません。ですので、日本で文理融合が進むのにどれくらいかかるのかは大学の対応しだいだと思いますが、実際に融合して学びを体験したいと思ったら海外で学ぶことをおすすめしたいと思っています。

――やはり海外に出ると人生や視野が一変したという声もよく聞きますよね。

まず、海外の大学で学んでいる方というのは、自分のテーマとか学びたいことがしっかりあったうえで奨学金を借りて必死で学んでいる方も多いです。国境も越えて、文系理系の垣根も越えてボーダーレスに学ぶのがトレンドになってほしいです。


――これからの10代のみなさんは、そういう学び方をしてほしいですよね。西川さんは留学のご経験というのはどうなんでしょうか。

残念ながら私は留学経験がないのですが、学生時代は国際学生会議といって海外の学生と議論するような団体に所属していたり、バックパッカーとして旅行をしていました。海外の学生と知り合うなかで文理関係なく学んでいるんだなと刺激を受けました。


――その気持ちが「トビタテ!留学JAPAN」に込められているのですね。

【the SOCIAL opinionsより】