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熱中症、3つの段階で見分ける対処法

2018年7月5日 14:27
熱中症、3つの段階で見分ける対処法

総務省消防庁によると、先週、全国で熱中症により緊急搬送されたのは3473人。前週の約5倍の搬送がありました。関東甲信は、過去最も早い梅雨明けで体が暑さに慣れていない時期なので、連日の暑さにまだ体が対応できていないんです。今回は、熱中症になったときの対処法を確認してみます。

熱中症の症状は3つの段階に分けられます。

【軽度】「めまいや立ちくらみ」などの症状
→対処法としては、まず涼しい場所への避難。衣服をゆるめたり、水分・塩分を補給。経口補水液やスポーツドリンクが理想です。

【中度】「頭痛や吐き気」などの症状
→対処法としては軽度と同じ対処をしつつ、全身に血液が回るようにするため、足を高くして涼しい場所で休みましょう。そして病院で診てもらいましょう。

【重度】「意識障害や高熱」などの症状
→対処法としては、体を冷やすために、首・脇の下・足の付け根など血管が太い部分に氷や水をあてましょう。そしてすぐに救急隊の要請をしてください。

ただし、「めまいだから今は軽い症状」などと自己判断せずに、必要に応じて病院を受診するなどしましょう。

また、熱中症にならないためには、室内にいる時は、湿度に注意しましょう。熱中症に詳しい医師によると、室内だと温度よりも湿度が重要で、室内の温度が低くても湿度が高ければ熱中症になる危険が高くなるそう。

特に、料理をしている時は火を使うことが多いと思います。その時、熱と共に蒸気が発生し、湿度が高くなるので換気扇をまわしましょう。また、直射日光を浴びない部屋にいるときでも冷房や扇風機などを使って涼しく風通しのいい環境で過ごしてください。