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マレーシア前首相を起訴 公金不正流用疑惑

2018年7月4日 21:41

首相在任中に巨額の公金を不正流用した疑惑で逮捕されたマレーシアのナジブ前首相が4日、背任の罪などで起訴された。

3日、首都クアラルンプールの自宅で逮捕されたナジブ前首相は4日朝、警察官に囲まれながら裁判所に姿を見せた。

ナジブ氏をめぐっては、首相在任中に、政府系ファンドから個人口座に巨額の公金を不正流用した疑惑がもたれていた。

マレーシアの検察は4日、ファンドの元子会社から4200万リンギット、日本円でおよそ11億5000万円を不正に受け取ったとして、ナジブ氏を背任など4つの罪で起訴した。

ナジブ氏は法廷で、すべての罪を否認。潔白を証明するとしている。

また、ナジブ氏は3日、声明を発表し「逮捕はマハティール政権による政治的な報復だ」と非難している。