×

海自イージス艦のミサイル警戒態勢を緩和

2018年7月2日 11:07

北朝鮮による弾道ミサイル発射に備えて日本海に展開してきた海上自衛隊のイージス艦について、防衛省が6月末から警戒態勢を緩和していたことがわかった。

海上自衛隊のイージス艦はこれまで、日本海に常に1隻以上展開し、北朝鮮の弾道ミサイル発射に備えて、24時間態勢で警戒監視にあたってきた。

ただ、防衛省は6月の米朝首脳会談を受けて緊張状態が緩和してきたとして、6月末にイージス艦を24時間、展開する態勢は解除したという。

政府関係者によると、イージス艦は今後、ミサイル発射の兆候など情勢に変化があれば、停泊中であっても直ちに出港し、迎撃態勢をとるという。

一方で、同じくミサイル防衛のために中国・四国地方などに展開している、地上配備型迎撃ミサイルPAC3については、当面は現在の態勢を維持する方針。