アメリカのコメディアンが議員になりすましてホワイトハウスに電話したところ、トランプ大統領と話せたとする音声を公開した。事実であればセキュリティーに問題があると指摘する声が上がっている。

コメディアンの男性がインターネット上で公開したのは、今週、大統領専用機「エアフォースワン」で移動中のトランプ大統領と電話で話したとする音声。

――やあボブ。（トランプ大統領とされる音声）

――お元気ですか？（上院議員になりすました男性）

――今、エアフォースワンで戻っているがノースダコタでは素晴らしい演説だった。（トランプ大統領とされる音声）

上院議員になりすました男性が、移民政策について切り出すと―

――小さなものではなく大きな解決法が望ましい。我々は真の移民法案を成立させられる国境を警備しなければ。（トランプ大統領とされる音声）

この経緯について男性は、ホワイトハウスに電話して大統領と話したいと伝えると、専用機から折り返しがあったと説明している。

現地メディアは「ホワイトハウスが慌てて経緯を調べている」と伝えていて、事実であればセキュリティーの甘さを問題視する声が上がっている。