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はやぶさ2“人類未到の宇宙科学探査に”

2018年6月27日 18:11
はやぶさ2“人類未到の宇宙科学探査に”

3年半前に打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ2」。27日午前9時半すぎ、目的の小惑星「リュウグウ」に到着した。

「はやぶさ2」プロジェクトマネージャ・津田雄一氏「本日、私たちは人類未到の宇宙科学探査の入り口に立つことができました」

「はやぶさ2」は、地球から直線距離でおよそ3億キロメートル離れた小惑星「リュウグウ」を目指して飛行してきたが、JAXA(=宇宙航空研究開発機構)によると、日本時間27日午前9時35分、「リュウグウ」の上空20キロの地点に到着したという。

担当者は、わずか直径900メートルほどの「リュウグウ」に正確に到達できたことについて、「ボールを投げ、地球を8周まわってブラジルにある6センチの的を狙うようなものだ」と、その困難さを話していた。

「はやぶさ2」は今後、9月にも本格的な探査にとりかかり、生命の起源に迫る岩石などの採取に挑んだあと、2020年の年末頃に地球に戻る計画。