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報復回避 米・ハーレーEU向け生産国外へ

2018年6月26日 13:17

アメリカの「ハーレーダビッドソン」は25日、EU(=ヨーロッパ連合)によるトランプ政権への報復関税を避けるため、EU向けの生産をアメリカ国外に移すと明らかにした。

EUは、鉄鋼などへの輸入制限の報復としてアメリカ製オートバイの関税を6%から31%に引き上げた。

これを受け、ハーレーダビッドソンは1台あたり、およそ24万円、年間でおよそ100億円のコスト増につながることやヨーロッパが売上高の16%を占めていることを挙げ、事業継続のためアメリカ国外に生産を移すと発表した。

トランプ政権の貿易政策が裏目に出た形。

トランプ大統領は去年2月、「ハーレーダビッドソンはアメリカの象徴だ」と持ち上げていたが、今回の決定を受け「ハーレーダビッドソンが一番最初に白旗をあげたことに驚いた」とツイート。

自らの貿易政策に問題はないとの考えを強調した。