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「駆け込んでカメラ購入」人生変えたあの日

2018年6月26日 15:27
「駆け込んでカメラ購入」人生変えたあの日

フォトグラファーのKyon.Jさん。中国出身で日本の広告代理店に勤めるKyonさんは、仕事現場の記録がきっかけで一眼デジタルカメラを購入。3年前、大自然の美しさに魅了され、世界中の絶景を撮るようになった。「自然の最高の一瞬」を捉えた作品は、ナショナルジオグラフィックやイギリスのテレビ局「BBC」など多くのメディアで紹介され、高い評価を得ている。


――仕事現場の記録がきっかけで、カメラを始められたんですね。それまで初心者だったということですね。

そうですね。それまでは完全に初心者で、実はきっかけは面白くて、3~4年前、自分はPRの仕事を担当してたんですが、ある日、とあるクライアントの記者発表会を担当したときに、その当日、プロのカメラマンが突然インフルエンザで倒れてしまって、誰かが代わりに撮っていかないといけないということが発生して、誰もカメラを持ってないから私が撮らなきゃと思って、慌てて新橋駅のヤマダ電機に走りこんで、外見だけで選んだというのが、その後ずっと使い続けたソニーのα7というカメラでした。それが自分の初めてのデジタル一眼カメラです。


――そこからどうやって勉強されたんですか。

しばらく放置したんですが、使い方がわからなくて、シャッターさえ切れなくて、使えないなと思って、結局iPhoneで写真を撮ってニュースメディアに納品したんですが、カメラを新品に近い“美品”としてヤフオクに出しましたが、高かったのか誰も買ってくれませんでした。

しばらく放置したら、ちょうどその時に、図書カードを1万円分持っていて、自分は漫画とかしか買ってない人間で、じゃあこの図書カードで何を買おうかと思って、目の前にカメラの初心者向け、構図の取り方などの本がいっぱいあって、とりあえず5~6冊くらい買って、通勤中でずっとそれを読んでいたら、結構面白いなと思い始めて、それが最初の知識を勉強したところです。


【the SOCIAL guestより】