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新燃岳で爆発的噴火 2か月半ぶり

2018年6月22日 10:02
新燃岳で爆発的噴火 2か月半ぶり

22日午前9時すぎ、霧島連山の新燃岳で爆発的噴火が観測された。今年4月5日以来2か月半ぶりの爆発。

新燃岳は22日午前9時9分に爆発し、噴煙が火口の上空2600メートルまで上昇した。新燃岳の爆発は、噴煙が8000メートルまで上がった今年4月5日以来2か月半ぶりで、今年49回目。気象庁は噴火警戒レベル3を継続し、火口の周辺3キロでは大きな噴石に、2キロでは火砕流に警戒するよう呼びかけている。

気象庁の降灰予報では、南西方向に火山灰が流れ、鹿児島県霧島市や宮崎県小林市、高原町でやや多量の降灰が予想されている。

20日に開かれた気象庁の火山噴火予知連絡会では、噴火活動は次第に低下しているものの、地震活動は今年3月の噴火前より高い状態を保っていて、噴火を繰り返す可能性があるとの見解が示されていた。