会期の延長をめぐり対立が続いていた与野党は２２日、安倍首相が出席する集中審議を行うことなどで折り合い、国会は週明けから正常化することになった。

野党が審議に復帰するメドが立ったことで与党側は「働き方改革関連法案」など残る法案の成立を急ぐ方針。

２２日に開かれた自民・国民両党の会談では、野党側が求めていた予算委員会の集中審議を２５日、また党首討論を２７日に開催することで合意した。これにより野党は週明けから審議に復帰する。

集中審議で野党側は加計学園の理事長が今週、会見した内容などを踏まえてこの問題について安倍首相に直接ただしていく方針。

一方、与党側は２６日に「働き方改革関連法案」の委員会採決を求めているほかカジノを含むＩＲ（＝統合型リゾート）整備法案などの早期成立をはかる方針で野党側との攻防が続きそうだ。