肺がん患者にヤジ 自民・穴見議員が謝罪
自民党の穴見陽一衆議院議員が、国会に参考人として招かれた肺がん患者の男性に対し、「いい加減にしろ」とヤジが飛ばしていたことを認め、謝罪した。
穴見議員は先週、受動喫煙対策を強化する法案の審議中に、参考人の肺がん患者の男性が「屋外でもなるべく吸ってほしくない」などと意見を述べた際、「いい加減にしろよ」とヤジを飛ばした。
肺がん患者 長谷川一男さん「そういったところ(屋外の喫煙所)もなくしていくことができればいいんじゃないかなというふうには、個人的には思っております」
──いい加減にしろよ
21日になり穴見議員は謝罪した上で、「喫煙者を必要以上に差別すべきではないという思いでつぶやいた」などと釈明するコメントを出した。
法案を審議していた衆議院厚生労働委員会の高鳥委員長は穴見議員を口頭で厳重注意したが、野党側は、「議員にあるまじき発言だ」として男性に直接謝罪するよう求めている。