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国会32日間延長…支持率回復で与党側強気

2018年6月20日 16:49
国会32日間延長…支持率回復で与党側強気

今の国会の会期を来月22日まで32日間延長することが決まった。これにより、カジノを含むIR(=統合型リゾート)整備法案は、今国会で成立する見通し。

一連の不祥事や疑惑の解明が尽くされない中、野党にとっては、さらにひと月、国会での追及の場が増えるが、与党側は内閣支持率の回復もあって「追及はかわせる」と強気の構え。

会期の延長は、衆議院の本会議で与党などの賛成多数で議決された。政府・与党は、カジノ整備法案のほか参議院の議員定数を6増やす公職選挙法改正案の成立もはかる方針。

ただ、議員の数を増やす法案には、自民党内にも「やりすぎだ」「国民の気持ちが離れる」などと批判もくすぶっているほか、野党側も徹底抗戦の方針。

立憲民主党・枝野代表「延長する以上は、うみをだしきらせる。延長して失敗したと後悔させるような残りの延長にしていかなければならない」

野党側は、引き続き森友・加計問題も追及する構えだが、一方で、新たな材料は乏しく、「安倍首相に逃げ切られてしまう」と焦りの声も出ている。