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排ガス不正事件「アウディ」の会長逮捕 独

2018年6月19日 5:34

ドイツの自動車大手・フォルクスワーゲンによる排ガス不正事件にからみ、傘下の高級車ブランド「アウディ」の会長が逮捕された。

この問題は、フォルクスワーゲンがディーゼル車の排ガス検査の際、有害物質の排出を実際よりも少なく見せかける違法なソフトウエアを搭載していたもので、詐欺の疑いなどで捜査しているドイツ検察当局は18日、フォルクスワーゲン傘下「アウディ」のルパート・シュタートラー会長を逮捕した。

地元メディアなどによると、アウディは、一部のディーゼルエンジンをフォルクスワーゲンに供給していて、シュタートラー氏は、違法ソフトの搭載を把握していた疑いがあるという。

シュタートラー氏はフォルクスワーゲンの取締役も兼任していて、一連の不正事件で役員クラスが逮捕されるのは初めて。