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女児死亡の崩れた塀“建築基準法に違反”

2018年6月19日 1:40
女児死亡の崩れた塀“建築基準法に違反”

18日午前に起きた震度6弱の地震で、大阪府高槻市では、学校の外壁が崩れ落ち、小学生の女児が下敷きになり、死亡した。この外壁について高槻市は18日夜の会見で、建築基準法にてらし違法な構造だったと発表した。

高槻市によると、壁は、およそ40メートルにわたって倒れた。壁のもともとの高さは3.5メートルだが、そのちょうど上半分ほどが歩道側に倒れた形だ。

プールを外から見えなくするために8段のブロック塀を付け足していたが、この付け足した部分が今回、そのまま崩れた。また、もともとあった部分に比べると、付け足した部分は壁が薄いことも分かる。

学校をつくった責任者の高槻市は-。

高槻市・濱田剛史市長「学校施設の一部の壁が倒壊したことにより死亡事故が発生したことについて、深くおわびを申し上げます」

18日夜、高槻市は会見で、塀の高さが建築基準法で定められた2.2メートル以下よりも高かったこと、塀の裏側などに設置して塀を支える役割をする「控え壁」がないことを理由に、違法な構造だったと発表した。