天皇皇后両陛下は１８日、芸術の分野で優れた業績をあげた人に贈られる「日本芸術院賞」の授賞式に出席された。

天皇皇后両陛下は、１８日午前、東京・上野で「日本芸術院賞」の授賞式に出席された。この賞は芸術活動で優れた業績をあげた人に贈られるもので、今年は、美術、文芸、音楽などの分野から８人が受賞し、日本画の田渕俊夫さん、評論・翻訳の芳賀徹さん、文楽の鶴澤清介さんは恩賜賞も受賞した。来年４月末に退位される天皇陛下にとって最後の出席となった。

授賞式に先立ち、両陛下は、展示を見ながら活動の説明を受け、受賞者にお祝いの言葉を述べられていた。午後には、受賞者らを皇居に招いて茶会が開かれ、天皇陛下は、「これからもそれぞれの道を元気に進まれるよう願っております」と声を掛けられていた。