東北新幹線は１７日午後、宮城県内で車両が緊急停止したため、５時間以上にわたって運転を見合わせた。電気系統のトラブルが原因とみられている。

ＪＲ東日本によると１７日午後２時前、宮城県の仙台駅と古川駅の間を走行していた東北新幹線の列車で非常ブレーキが作動し、動かすことができない状態となった。

原因は、電気系統のトラブルとみられ、東北新幹線は、東京駅と新青森駅の間で５時間以上にわたって上下線で運転を見合わせた。

また、秋田新幹線が盛岡駅と秋田駅の間で、山形新幹線が福島駅と山形駅の間で、運転を見合わせた。

福島に向かう乗客「４時間くらい待ってる感じですね。帰れれば一番ですけど、帰れるか心配」

東京に向かう乗客「今のところ、新幹線を待つか、夜行バスが数本空いてるみたいなので、どっちにしようか考え中です」

東北、秋田、山形の各新幹線は午後７時４０分に運転を再開したが、計２５本が運休し、約１５万人に影響が出た。

ＪＲ東日本によると、１８日の始発から通常ダイヤに戻れるか見通しがたっていないという。