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米韓軍事演習“中止”に共和党重鎮が批判も

2018年6月15日 10:34

米朝首脳会談を受けてアメリカの国防総省が14日中にも今年8月の米韓合同軍事演習の中止を正式に発表する準備をしているとアメリカ・メディアが伝えた。

NBCテレビは14日、アメリカ軍当局者の話として、今年8月に実施予定の米韓合同軍事演習について、国防総省が14日中にも中止を正式発表する準備をしていると伝えた。

米朝首脳会談を受けてトランプ大統領は、北朝鮮との対話がうまくいっている間は演習を中止すると表明していた。

これに関連し、次の韓国駐在のアメリカ大使に指名されているハリス氏も議会の公聴会で金正恩委員長が「非核化の交渉に真剣か見極めるため」に演習を中止すべきだとの考えを示した。

また、北朝鮮の脅威がなくなれば韓国に配備している「THAAD」も「必要なくなる」との認識を示した。

一方、共和党の重鎮・マケイン議員は声明を発表し、演習中止について「間違いだ。不必要な妥協をすることは、アメリカの利益にならない」と厳しく批判した。

また、「北朝鮮は平和への脅威だ」とし、非核化など「具体的な措置をとるまでは制裁は継続されなければならない」と訴えている。