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「過労死110番」30年でシンポジウム

2018年6月13日 21:51
「過労死110番」30年でシンポジウム

弁護士などによる「過労死110番」が開始から30年を迎え、過労死をなくすためのシンポジウムが開かれた。

13日、都内では、過労で家族をなくした遺族や弁護士らが集まり、今も続く過労死の実情や過労死をなくすために必要な課題などを話し合った。

国会では、高収入の一部の専門職を労働時間の規制から外す高度プロフェッショナル制度を盛り込んだ働き方改革関連法案が審議されている。精神科の医師は、こうした制度を導入する場合、対象となる人の長時間労働を防ぐ手だてやパワハラを規制する法律が必要だと話した。

シンポジウムは、弁護士らが過労に関する相談を受け付ける「過労死110番」が大阪で始まってから今月で30年を迎えることから行われたもので、ことしも16日に全国32か所で一斉電話相談を実施する予定。