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時折互いの身体に手を添え…米朝会談始まる

2018年6月12日 11:14

アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員による、史上初の米朝首脳会談が始まった。

日本時間の午前9時53分、金委員長が会場となるカペラホテルに到着した。映像では、人民服に身を包み、非常に硬い表情で、眼鏡を外して右手に持ちながら会場に入る金委員長の様子がわかる。続いて側近も会場に入り、この際、妹の金与正氏の姿も確認できた。

続いて午前10時ごろ、トランプ大統領が到着。トランプ大統領も、非常に厳しい面持ちで会場に入っていった。

史上初の米朝首脳会談は、予定より約4分遅れ、午前10時4分から始まった。

両首脳は初対面で、10秒以上の長い間、固い握手を交わした。会場入りした際とは変わって柔らかい表情も見えた。トランプ大統領が金委員長を促すようにして、笑顔を見せながら2人で会談会場へと歩みを進めた。会話を交わしながら、時折、互いの身体に手を添えるような場面も見られた。

会談冒頭で、トランプ大統領は「私たちはいい話し合いをして、すばらしい成功を収めると思う。私たちはすばらしい関係を築けると信じている」と述べた。

一方、金委員長は、「ここまでの道のりは、そう簡単ではなかった。我々には足かせとなった過去があり、偏見や間違った慣行が、時には我々の目や耳をふさいだりもしたが、すべてを乗り越えてここまで来ることができた」などと述べた。

両首脳は、まず1対1で会談を行い、その後、双方の側近を交えての拡大会合を行って、昼食を一緒にとる予定。