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話題の曲に期待「スポーツ全体の応援歌に」

2018年6月9日 20:50
話題の曲に期待「スポーツ全体の応援歌に」

沖縄・石垣島出身のシンガー・ソングライターの成底ゆう子(42)が9日、都内でライブを開催。楽曲「ダイナミック琉球」や新曲「風になれ」など全22曲を熱唱した。

「ダイナミック琉球」は昨夏の「全国高校野球選手権大会」で多くの強豪校が応援歌として使用するなどして話題に。
思わぬ反響に成底は「私自身、とても驚いておりまして。『ダイナミック琉球』という曲は、一言も『頑張れ』とか、『応援している』という言葉が入っていない。一つも入っていない中で、これだけ誰かを応援しようって気持ちにさせてくれる、歌の持つ力だと思う」と話した。

2020年・東京オリンピック・パラリンピック会場などで応援歌として歌われることがあれば、歌手としてはこのうえない喜びで、「五輪は意識していますか?」と聞かれると、「はい、すいません、意識しています」と告白。
「あらゆるところで日本の選手を応援するときに歌ってほしいっていうのは、すごく目指しています」と同曲のさらなる認知度アップに期待し、「スポーツ全体の応援歌として広まっていったらいいなと思います」と話した。

「ダイナミック琉球」が話題となって考えさせられたこともあるそうで、「『私は東京で生きてやろう』って思って東京に出てきたんですけど、結局『ダイナミック琉球』という歌に出会って、『私は島人』っていうのを一番感じさせられた。やはり、石垣島というか、沖縄を代表する歌手になりたいと思います」と成底。
さらに「沖縄という土地の歴史や、大地に眠っている人たちの魂の声だったり、独特な空気感を伝えられる力強い歌い手になりたい。“力強さ”を届けていければと思います」と誓った。