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「カジノ整備法案」審議大詰め、与野党攻防

2018年6月6日 12:35
「カジノ整備法案」審議大詰め、与野党攻防

国会の衆議院ではカジノを含む「IR=統合型リゾート整備法案」の審議が大詰めを迎え、与野党の攻防が続いている。

立憲民主党の篠原議員は、カジノ施設を利用するのは外国人観光客ではなく、大半が日本人ではないかと指摘し、その経済効果に疑問を呈した。

立憲民主党・篠原豪衆院議員「(日本にカジノができても)8割9割は日本人しか行かないんです。日本経済成長のためにIRを推進するという考え方は再考すべきときにもはや来ている」

石井国交相「日本型IRとしては国内外を問わず多くの来訪者をひきつける。魅力ある施設を整備することを考えている」

与党側は8日に法案を委員会で採決したい考えだが、週末に新潟県知事選を控える中、与党内からは「あまり強硬に通してしまうと、見え方がよくない」との声もあり、衆院通過はさらにずれこむ可能性もある。

一方、野党側は、財務省の決裁文書改ざん問題をめぐって引き続き麻生財務相の辞任を求める方針で徹底抗戦の構え。

立憲民主党・辻元国対委員長「麻生大臣が大臣の座にしがみついている限り信頼回復はない」

政府・与党は今月20日までの今国会の会期の延長も視野に国会運営をしていくことになりそうだ。