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米朝トップの側近同士が大詰めの協議 NY

2018年5月31日 23:54

史上初の米朝首脳会談開催に向け、ポンペオ米国務長官と金正恩委員長の側近・金英哲統一戦線部長との大詰めの協議が、先ほどからニューヨークで始まった。一方、トランプ大統領は、金英哲氏が、ニューヨークでの協議後、金委員長の書簡を持ってワシントンを訪れることを明らかにした。

2日目の会談は、休憩を挟み4時間ほど行われる見通し。この会談で、金委員長からトランプ大統領への直接のメッセージが伝えられるとみられる。

会談のポイントは、首脳会談実現の前提条件となっている北朝鮮の非核化の進め方をめぐり双方の溝が埋まるかどうかだ。金部長は翌日、ワシントンを訪れ、トランプ大統領と会談するとみられる。

トランプ大統領「金正恩氏からの書簡が届けられるだろう。どんな内容か楽しみにしている」

トランプ大統領は、側近同士の会談を「非常に前向きに進んでいる」と評価している。一方で、ある交渉筋は「実務者協議が行き詰まり、交渉レベルを上げた」と指摘し、この会談が事態打開につながるかがポイントとなりそうだ。

史上初の首脳会談が実現するのか、協議は大詰めを迎えている。