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金正恩委員長の側近と米国務長官が会談

2018年5月31日 13:20

米朝首脳会談の開催に向け、北朝鮮・金正恩委員長の側近、金英哲統一戦線部長が30日、アメリカ・ニューヨークに到着し、ポンペオ国務長官と初日の会談を行った。ニューヨークから星真理子記者が中継。

こちらは金部長が宿泊するホテル。来月1日も朝からポンペオ長官との会談が予定されており、米朝首脳会談に向けた詰めの協議が行われる。

金委員長の右腕として外交を取り仕切る金統一戦線部長とポンペオ国務長官は、日本時間の31日午前、夕食をとりながらおよそ1時間半にわたって会談を行い、現在は、それぞれの宿泊先に戻っている。

会談は非公開だったが、ポンペオ長官は終了後、ステーキやとうもろこし、チーズといったアメリカらしい食事だったと明かし、会談の雰囲気も「とてもよかった」としている。

米朝はシンガポールと南北の軍事境界線にある板門店でも実務者協議を行っているが、ポンペオ長官は会談直前にも「北朝鮮の完全な非核化を求める」との考えを強調し、一貫した姿勢を示している。

来月1日の会談終了後には、記者会見が行われる予定だが、首脳会談の実現に向け、非核化の進め方などでの米朝間の主張の隔たりを埋められるかどうか、調整は山場を迎えている。