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働き方法案衆院通過に遺族ら「死人が出る」

2018年5月31日 18:30

働き方改革関連法案が衆議院本会議で可決されたことを受け、過労が原因で家族を亡くした遺族らは、「このまま押し切られれば間違いなく過労死が増える」と改めて廃案を訴えた。

全国過労死を考える家族の会代表・寺西笑子さん「問題だらけ(の法案)。進め方も、政府案を、労働者、私たち被災者の声も聞かず、一方的な数の力だけで推し進めてきたことに怒りと悔しさでいっぱいです」

「高度プロフェッショナル制度」について、遺族らは、長時間労働を強いるなどとして働き方改革法案から削除するよう求めていたが、31日午後、法案の衆議院通過を受け、改めて、無念の思いを語った。

働き方改革法案は、参議院へ送られ、今の国会で成立する見通しだが、遺族は、「このまま押し切られれば間違いなく過労死が増えます。死人が出ます」と訴え改めて廃案にするよう強く求めた。