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認可外保育施設 月3万7千円上限補助など

2018年5月31日 18:18
認可外保育施設 月3万7千円上限補助など

政府は、保育の無償化で検討課題となっていた認可外保育施設について、利用者に1か月3万7000円を上限に補助することなどを決めた。

政府は、来年10月から認可保育所と幼稚園、認定こども園の料金を、3歳から5歳は全ての世帯で無料にし、0歳から2歳は、住民税非課税世帯に限り無料にするとすでに決めている。

その後、認可外保育施設の扱いを検討してきた厚生労働省の有識者会議が、31日に報告書をまとめた。それによると、無償化の対象は、子どもの保育が必要と市区町村に認められた世帯で、対象施設は、ベビーホテルやベビーシッター、幼稚園の一時預かりなど幅広くしたという。

利用者への補助額の1か月の上限は、3歳から5歳は3万7000円、0歳から2歳は、住民税の非課税世帯のみで4万2000円。

政府は、幼稚園・保育所の無償化には、来年10月の消費税増税分をあてる予定で、本来、国の借金を返すためのお金が使われるため、子どもの世代に大きな負担をつけ回しすると心配する声もある。