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加計学園側“誤った報告”愛媛県庁で説明へ

2018年5月30日 22:43
加計学園側“誤った報告”愛媛県庁で説明へ

2015年2月に加計学園の加計理事長と安倍首相が面会したなどと、誤った報告を県や今治市にしたとコメントしたことについて、加計学園の事務局長らが31日、愛媛県庁で説明をする。

愛媛県が参議院に提出した新たな文書では、加計学園側からの報告として、2015年2月25日に加計理事長が安倍首相と面談して獣医学部新設について説明し、首相からは「そういう新しい獣医大学の考えはいいね」とのコメントがあったとされている。

しかし、加計学園は報道機関に対し、「当時の担当者が実際にはなかった総理と理事長の面会を引き合いに出し、県と市に誤った情報を与えてしまったように思う」とのコメントを出した。

県によると、31日午前11時に、加計学園の事務局長らが愛媛県庁を訪れ、コメントについての説明を行うということで、県側は中村知事が出張で不在のため担当部署が対応する。

愛媛県・中村知事「(Q:補助金の差し止めや返還を求める可能性はあるか)まだ、中身を全然聞いてないですから、それは今、どうだということは考えていない。聞いてからの話で、何も考えていない。(Q:どういう説明を加計学園側に求めたいか)求めたいというよりは、まずはどういうことなのかということを聞くのが第一歩だと思っている。こちらからどういうことを求めるということではない」

また、中村知事は、31日の訪問とは別に、最高責任者の加計理事長が県庁で説明をしたり記者会見で説明をしたりすべきとの考えを示している。