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身元不明の海外戦没者1852人分を納骨

2018年5月28日 19:00

第二次世界大戦中に海外でなくなった日本人のうち、身元が分からない約1852人分の遺骨を納める「拝礼式」が、28日、東京の千鳥ヶ淵戦没者墓苑で行われた。

28日の式典では、常陸宮さまが拝礼された後、菅官房長官や戦没者の遺族らが献花した。

今年は、政府がロシアや硫黄島などで昨年度までに収集した遺骨のうち、DNA鑑定をしても身元が分からないなどの理由で遺族に引き渡せなかった1852人分の遺骨が新たに納められた。

これで千鳥ヶ淵墓苑に納められた遺骨は36万9166人分となったが、ロシアなどには今も収集可能なものだけでも約112万5000人分の遺骨が残されているという。

フィリピンでの遺骨収集は約8年前から中断されているが、フィリピン政府との合意で年内には再開する見通し。