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安倍首相出席の予算委で“加計問題”追及

2018年5月28日 12:25
安倍首相出席の予算委で“加計問題”追及

加計学園問題をめぐり立憲民主党の福山幹事長は、これまで明らかになった文書から安倍首相が加計学園の意向を去年1月まで知らなかったというのは信用できないと追及した。

福山幹事長は、「安倍総理が知らなかったというなら、総理の周辺が勝手に動いたのか」とただした。

立憲民主党・福山幹事長「柳瀬秘書官が首相案件といい、和泉総理補佐官が総理は自分の口から言えないから自分が代わって言うといい、みんな残っている文書です」「そして揚げ句の果てには、去年の1月20日、総理が初めて知った。じゃあ総理関係者の官邸は、みんな総理にこのことを報告もしないで、勝手に動いたんですか。これ無理筋でしょう、これを信じろと言っても」

安倍首相「今委員がですね、委員が作られたストーリーなんだろうと。皆さん、静かにしてください。(加計学園と柳瀬元秘書官の)面会の半年以上前である同年9月の特区諮問会議では、民間有識者から獣医学部新設を含む23項目の優先改革事項の御提言があり、私からこれらの早急な検討を指示、これ大切な事実ですから。制度論先にありきであって、加計ありきではまったくないということは、はっきりと申し上げておきたいと思います」

また福山幹事長は、愛媛県の内部文書に記載されていた2015年の安倍首相と加計理事長の面会について加計学園が「当時の担当者が実際にはなかった面会を引き合いに出した」とのコメントを出したことについて、「政府をだまして、事業をやろうとした、犯罪的行為に等しい」とただした。

これに対して安倍首相は、「面会したかどうかは議論の対象ですらなく、獣医学部新設のプロセスにはまったく関わりがない」として問題ないとの認識を示した。

福山幹事長は「加計学園には説明を求めない。これでは真相は絶対に明らかにならない」と厳しく批判し、改めて加計理事長の国会招致を求めた。