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“中止”一転「来月開催ある」米朝首脳会談

2018年5月26日 8:33

米朝首脳会談の中止発表から一夜明けた25日、アメリカのトランプ大統領は一転、「来月12日の開催もあり得る」と語った。

会談の開催をめぐって状況が急展開している。トランプ大統領は日本時間25日夜、北朝鮮との交渉が再開したと明らかにし、中止の通告からわずか1日で、「首脳会談を予定通り開催する可能性がある」との認識を示した。

トランプ大統領「(首脳会談が)どうなるか様子を見よう。来月12日の可能性もあり得る。今、我々は北朝鮮と話している。北朝鮮は非常に会談したがっている。我々もだ」

トランプ大統領は北朝鮮が対話の継続を求める談話を出したことについて、「とてもよい声明だった」と評価。これを受け、北朝鮮専門家からは「来月12日の開催は大いにあり得る」との見方も出ている。

トランプ大統領は数時間前にも、北朝鮮側と直接コンタクトをとるポンペオ国務長官とホワイトハウスで会っていて、非核化の進め方など、今後の対応方針について検討したものとみられる。

こうした中、政権高官は、北朝鮮との実務者協議のため、トランプ政権のスタッフが今週末、シンガポール入りする可能性を示唆した。一度は中止が宣言された会談の実現に向け、水面下での交渉がまさに今、進んでいるとみられる。