台風シーズンを前に、東京・北区で川が氾濫したという想定で大規模な防災訓練が行われた。

北区の荒川河川敷では、大型台風で荒川が氾濫し冠水や水難事故が発生したという想定でおよそ６３０人が参加し、訓練が行われた。

近隣住民は、土のうや段ボールを積み上げて、家や駅の地下通路へ浸水しないよう備えた。また消防隊は、重機でがれきを撤去したり、川に流された人や孤立した家に取り残された人をヘリコプターやボートで救出したりした。

このような大規模訓練は毎年行われていて、東京消防庁は台風や集中豪雨に備えて防災意識を高めてほしいとしている。