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JAL機部品落下 見つかった金属片98個

2018年5月26日 1:48
JAL機部品落下 見つかった金属片98個

熊本空港を離陸した日本航空機の左エンジンに不具合が起き、部品が落下したトラブルで、国土交通省は、見つかった金属片が約100個にのぼると発表した。

このトラブルは24日、熊本空港を離陸した日本航空632便の左エンジンに不具合が起き、金属片が落下して、病院の窓ガラスが割れるなどの被害が出たもので、国交省は、事故につながりかねない「重大インシデント」に認定している。

国交省によると、落下したとみられる金属片は、23か所で98個見つかった。多くは、エンジン内のタービンブレードが破損したものとみられるということで、大きいもので長さおよそ8センチ、重さは50グラム以上あった。

日本航空の会見「あってはならないこういうインシデントを、なんとしても再発防止に努めて参りたい。本当に申し訳ございませんでした」

日本航空は、トラブルが起きたものと同型のエンジンを搭載した機体をほかに34機保有していて、不具合がないか緊急点検を行うとしている。

また、国の運輸安全委員会は事故調査官を現地に派遣し、原因の調査を開始した。調査は26日も続けられ、金属片の落下場所で状況の確認が行われる予定。