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自民党 防衛大綱に向け提言まとめる

2018年5月26日 2:06
自民党 防衛大綱に向け提言まとめる

自民党の国防部会などは、政府が年末にまとめる新たな防衛計画の大綱にむけて、サイバー攻撃能力の保有を検討することなどを盛り込んだ提言をまとめた。

提言では、宇宙などの「新たな領域における能力を抜本的に強化する」として、宇宙に関する運用部門を新たに設けることや、サイバー攻撃能力の保有を検討することなどを盛り込んでいる。

また、海上自衛隊の護衛艦「いずも」を空母として運用する構想について「早期の実現を図る」とした上で、搭載機としてアメリカ軍のステルス戦闘機F35Bを導入するとしている。

さらに、政府が否定している「敵基地攻撃能力」の保有については、「保有の検討を促進する」としている。

こうした防衛力の整備のため、NATO(=北大西洋条約機構)が防衛予算の対GDP比2%を目標としていることなどから、GDPの約1%で推移している防衛予算の拡大を訴えている。

自民党は、この提言を来週、政府に提出する方針。