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米朝会談中止 韓国大統領「非常に遺憾だ」

2018年5月25日 5:53

米朝首脳会談の中止を受け、韓国の文在寅大統領は「非常に遺憾だ」とする声明を発表した。

アメリカと北朝鮮の間を仲介してきた韓国は、25日午前0時から国家安全保障会議を開き、文在寅大統領は「米朝首脳会談が予定された6月12日に開かれなくなったことは非常に遺憾だ」とする声明を発表した。

その上で、「いまの意思疎通の方法では、敏感で難しい外交問題を解決することは難しい」「首脳間のより直接的で緊密な対話での解決を期待する」と米朝首脳会談の必要性を訴えた。

文大統領は、今月22日にトランプ大統領と会った際、「会談の開催に対する北朝鮮の意思を疑う必要はない」と伝え、対話ムードの維持に努めていた。

文大統領は、「北朝鮮の核問題が解決して初めて南北関係の発展が可能」とする立場だったが、会談の中止で、南北の交流を進めてきた政策が今後影響を受ける可能性もありそうだ。

一方、北朝鮮の国営メディアでは、まだ会談の中止に関する報道はなく、北朝鮮側の反応は入ってきていない。