×

天皇陛下 皇居の水田で最後の「お田植え」

2018年5月25日 19:31
天皇陛下 皇居の水田で最後の「お田植え」

天皇陛下が皇居にある水田で最後となる稲の田植えを行われた。

天皇陛下は25日夕方、皇居の中にある水田で稲の「お田植え」を行われた。皇居での稲作は昭和天皇から引き継ぐ形で毎年行われ、陛下が自ら種もみをまき、秋には育った稲を刈り取られている。

長靴姿で水田に入った陛下は、うるち米の「ニホンマサリ」ともち米の「マンゲツモチ」の2種類の苗を90株、慣れた手つきで植えられた。稲作は、新天皇となる皇太子さまに引き継がれるため、陛下の田植えは、今年で最後となる。

水田の隣には、5日前にご一家で種をまいた粟と陸稲の畑があり、陛下は、「もう芽が出ていますね」と述べられたという。収穫された稲は、伊勢神宮に送られるほか、皇居での祭祀にも使われる。