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100年先の子どもたちのためにできること

2018年5月25日 14:23
100年先の子どもたちのためにできること

世の中で議論を呼んでいる話題について、ゲストに意見を聞く「opinions」。今回の話題は「地球環境保護への意識低下?」。フェアトレードで輸入した豆を利用して、コーヒーの新たな価値を作っているアトレCEO・後藤将氏の意見は。

博報堂生活総研が行った調査によると、「地球環境の保護について考えているか」との問いに対し、「考えている方だ」と答えた人は、2016年は48.2%と調査開始以来、過去最低となった。

さらに、「環境保護の商品を高価格でも買うか」との問いに対しても、「買う」と答えた人は45.3%となり、こちらも過去最低だった。


――後藤さんに、この話題についてのご意見をいただきます。フリップをお願いします。

「子どもの、子どもの、子どもの、子どもへ」。環境を考えるとき、今のことだけではなく、子どもの次の子どもの…という、100年先までつながっていく事だと思います。

100年先に生きている子どもたちに、どんな環境を残したいかを考えると、自然と環境に対する意識も高まってくるのかなと思います。


――後藤さんも、お子さんが生まれてから考え方が変わったりしたんですか?

そうですね。だいぶ変わりましたね。同時に、先ほどあった「高くても買うか」という視点でいうと、自分の生活でいっぱいいっぱいになって、環境に対して配慮のある商品を買えないという現状もあると思うので、企業側としても、できるだけ価格を安くして誰でも購入できるように努力していくことも大事だと思います。


――お手頃だと1歩目が踏み出しやすいですよね。

あと、信頼とか信用を企業が失っているところもあるのかなと思います。偽装の問題とか結構あるじゃないですか。オーガニックと言っているけど、一部の原料だけで、本当は全部オーガニックではないとか。そういったことも、きちんと誠実に商品開発していく必要があると思います。


■後藤将氏のプロフィル
アトレCEO。フェアトレードで輸入した豆を利用して、コーヒーの新たな価値を作っている。19歳で起業し、子どもの誕生を機に、社会と地球の未来を良くする経営に取り組んできた。現在は、贈る人や受け取る人、そして地球にも優しい誕生日プレゼントを提供する事業も展開している。


【the SOCIAL opinionsより】