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草笛光子ら8人の女優がこけら落とし 

2018年5月24日 18:19
草笛光子ら8人の女優がこけら落とし 

女優の草笛光子(84)、浅田美代子(62)、寺島しのぶ(45)らが24日、東京・六本木トリコロールシアターでこけら落とし公演「愛のゆくえ」の記者発表会に出席した。

6月9日にオープンする同劇場で、フランスの小説家・フランソワーズ・サガンの短編を草笛、木の実ナナ(71)、麻実れい(68)、剣幸(64)、浅田、賀来千香子(56)、中島朋子(46)、寺島の8人の女優が日替わりで朗読する。

オーナーの白樹栞氏は「いつの日か『日本のブロードウェーはあそこが拠点だった』と言われるような劇場になってくれたら。日本を代表する女優がこけらを飾ってくれること、本望でこれでいつ死んでもいい」と感涙した。

草笛は「私は帝劇、芸術座、コマ劇場とこけら落としをやっているんですけど、(この劇場の)床を見るとまだちゃんとしていないんですよね。ちゃんとしていないところのこけら落としは初めて」と舞台の簡素な作りに苦笑しつつ、「この大きさというか、小ささが小粒でピリリの劇場。いいですねぇ」。米ニューヨークのブロードウェーで「シカゴ」の公演を見た際にステージにたくさんの傷がついていたというエピソードを紹介し「今までの役者の涙と汗が染みこんでいると思った。この劇場も素晴らしい役者さんたちの汗と涙がしみ込んで素晴らしい劇場となっていくことを願っています」と思いを込めた。

朗読劇は初挑戦という浅田は「何が何だか分からない状態で、ドキドキしている感じ。大先輩方と舞台に立てるのは喜ばしいこと」と緊張の面持ち。寺島は「とにかく白樹さんの熱がビンビン伝わってきて。こちらもなんとかお応えできるように一生懸命努めたい」と舞台への思いを語った。