アジサイといえば、６月の梅雨のイメージですよね。ところが、先週からＳＮＳでは、「雨の降りしきる公園で見かけたアジサイ…」「夙川沿いのアジサイがとっても涼し気です」などと写真付きで投稿する人が増えているんです。

時期的には早い気もしますが、「公益財団法人　日本花の会」の和田博幸さんによると、今年は３月中旬～５月にかけて、気温が高い日が多かったため、アジサイが色づき始めるのは、例年より１週間から１０日ほど早くなっているんだそう。

その見ごろが気になりますが、そもそもアジサイの見ごろは、花が咲いてからではないんです。実際のアジサイで説明すると…真ん中の部分に小さくて丸いものがありますが、実はこれが花なんです。花びらのように見えるまわりにあるのは“がく”というんです。アジサイの見ごろはこの“がく”が色づいてからのことをいうんだそう。

ということで、関東のアジサイスポットの色づきを調べました。まずは、神奈川県鎌倉市にある明月院。アジサイは約２５００株あり、そのうちの２割ほどが色づき始めているそうです。ここのアジサイは、深く濃い青さが特徴なので、“明月院ブルー”と呼ばれています。

また、同じく鎌倉市の長谷寺では、いま、ハート形のアジサイも見られるんです。長谷寺では、例年よりも５日ほど早くなりそうとのこと。また、東京・白山神社は、２週間ほど早くなるとのことです。

本格的な梅雨の前に、ひと足早くアジサイを楽しんでみてはいかがでしょうか。