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ダウ反発 年内利上げペース緩やかとの観測

2018年5月24日 7:19

23日の米・ニューヨーク株式市場は、年内の利上げペースが緩やかになるとの見方から安心感が広がり、ダウ平均株価は約52ドル値を上げて取引を終えた。

23日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価の終値は前日比52ドル40セント高の2万4886ドル81セント。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も47.50ポイント上げて7425.96で取引を終えている。

この日は、取引開始直後はアメリカ・中国の貿易交渉や米朝首脳会談が本当に開催されるのかという不透明感が引き続き影響し、幅広い銘柄で売りが広がった。一方、午後になってFOMC(=連邦公開市場委員会)の議事録が公表され、利上げペースが緩やかになるとの見方から市場には安心感が広がり、買い注文につながった。

市場関係者は、「引き続き、米朝首脳会談の行方、中国との貿易交渉がどうなるかなど、市場はトランプ政権の外交政策の行方を見守っている」と話している。