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野党“日報”調査結果を追及「大変な問題」

2018年5月24日 12:31
野党“日報”調査結果を追及「大変な問題」

イラクの日報問題をめぐり防衛省が23日、防衛相の指示が現場に伝わらなかったなどとする調査結果を発表したことについて、野党側が追及した。

国民民主党の藤田議員は「シビリアンコントロールが損なわれた」と指摘した上で、情報が伝わらないのは大変な問題だと追及した。

国民民主党・藤田幸久議員「実力組織の情報が伝わらないということは、実力組織ってこれ大変な問題です。そういった意識がない報告になってると。どう思います?」

小野寺防衛相「シビリアンのトップである大臣の指示に対して、組織として適切に応えることができなかったことは、紛れもない事実だと思っております」

国民民主党・藤田幸久議員「指示が徹底してないということは、日報問題じゃなくて、自衛隊そのものの問題であります」

小野寺防衛相は、再発防止に努めると強調した。

こうした中、今の国会の最大の焦点である働き方改革関連法案の審議は大詰めを迎えている。24日午後の衆議院本会議では、23日に野党5党が提出した厚生労働委員長の解任決議案が審議されるが、与党などの反対多数で否決される見通し。

これを受けて与党側は、働き方改革関連法案を25日の委員会で採決したい考えだが、野党側は加藤厚生労働相の不信任決議案の提出なども視野に、徹底抗戦の構え。

会期末に向けた与野党の激しい攻防が続く。