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北・核実験場廃棄取材 韓国記者団が出発

2018年5月23日 14:13

北朝鮮が、公開を予定している核実験場の廃棄をめぐり、拒否する構えを見せていた韓国メディアの受け入れを、一転して認め、記者団が、23日午後、北朝鮮に向け出発した。

韓国メディアの記者団は、午後0時半にソウル郊外から韓国政府の輸送機で北朝鮮へ向かった。

北朝鮮は、豊渓里にある核実験場の廃棄の公開について、当初、韓国メディアも招くとしていたが、22日まで記者団の名簿の受け取りを拒否していた。

米朝首脳会談を前に、双方の橋渡しに意欲を示す韓国への揺さぶりとみられるが、韓国統一省によると、23日朝、改めて名簿を通知したところ、北朝鮮は一転して、受け入れたという。

核実験場の廃棄を23日から25日の間に公開するとしていて、ほかの外国メディアはすでに北朝鮮入りしている。

現地までの移動時間を考慮すると、公開は24日以降になる可能性があり、北朝鮮としては、非核化に向けた姿勢をアピールする狙いがあるとみられる。