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財政審“25年度までに安定黒字が必要”

2018年5月23日 21:47
財政審“25年度までに安定黒字が必要”

財務省の財政制度等審議会は23日、国と地方の基礎的財政収支(=プライマリーバランス)について、遅くとも2025年度までに黒字を安定的に実現する必要があるとの提言をまとめ、麻生財務相に提出した。

政府は来月策定する新たな財政健全化計画に、プライマリーバランスの黒字化を2025年度までに達成する目標を書き込むことで最終調整しているが、財政審はこれを前倒しすることが望ましいとの考えをにじませた。

また、歳出の3分の1を占める社会保障費については「高齢化などの人口変動の伸び」の範囲内におさめるべき、として、具体的な歳出の伸びの目安を定めることが必要としている。医療、介護、年金の分野で新たな改革項目を加え、制度改革を続けて行く必要性を訴えた。