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“働き方”法案の審議 野党“加計”で追及

2018年5月23日 18:03
“働き方”法案の審議 野党“加計”で追及

今の国会で最大の焦点、働き方改革関連法案の審議が大詰めを迎えている。23日は安倍首相が出席して質疑が行われた。

野党側は「法案が成立すれば過労死が増えるのでは」とただす一方で、加計学園の問題で安倍首相を追及した。立憲民主党の長妻代表代行は、愛媛県の文書にある加計理事長との面会が事実であれば、総理大臣を辞任するよう求めた。

安倍首相「首相動静にも載っておらず、自宅も含めて会っていないというのは、今でも申し上げた通りです」

立憲民主党・長妻代表代行「総理自ら会ってないと言った以上、それが崩れれば辞任しないといけなくなる」

安倍首相「仮定の質問についてはお答えすることはできません」

立憲民主党・長妻代表代行「最初否定していて、あとで文書が出てきた今までのパターンから、総理が本当のことを言っているとは思えない」

また、国民民主党の柚木議員は、政府・与党が働き方改革関連法案の23日の委員会採決を目指していることについて「森友学園の文書の提出も日報問題の調査報告も、わざわざ今日にぶつけて印象を薄めようとするのはやめてほしい」とただした。

安倍首相は「まとめれば印象が薄まるということなど、考えも及ばない」と否定した。

この後、野党5党は厚生労働委員長の解任決議案を提出し、採決は24日以降に先送りとなった。与野党の駆け引きが激しくなっている。