×

“加計理事長と面会”文書 野党が追及

2018年5月23日 15:47
“加計理事長と面会”文書 野党が追及

国会では、安倍首相も出席して、働き方改革関連法案の審議が大詰めを迎えている。野党側は、加計学園問題に関する愛媛県の内部文書をめぐり、安倍首相を追及した。

立憲民主党の長妻代表代行は、内部文書にある加計理事長との面会の事実を否定する安倍首相に対して、もし事実であれば総理大臣を辞任しなければならないと迫った。

立憲民主党・長妻代表代行「総理自ら会ってないと言った以上ですね、それが崩れれば、辞任しないといけなくなる。首相と加計学園が面談したとすれば、それがホップ(辞任への第一歩)になるんじゃないか。(決定の過程に)一点の曇りがないとおっしゃいましたけど、それはもうスキームに乗った後の話なんですよ」

安倍首相「仮定の質問についてはお答えすることはできません。秘書官の面会が民間有識者の議論に影響を与えたことは一切ないこととの発言があったと承知をしており、ご指摘のようなですね、問題はまったくないわけでございます」

また、国民民主党の柚木議員は、政府・与党が働き方改革関連法案の23日中の委員会採決を目指していることについて「森友学園の公文書の提出も自衛隊の日報問題も、わざわざ今日にぶつけて悪印象を薄めようという印象操作をやめてもらえるか」とただした。

安倍首相は「まとめれば印象が薄まるということなど、考えも及ばない。それぞれの役所が要望に応えようと熱心に対応した結果ではないか」と強調した。

野党側は採決を阻止するため、厚生労働委員長の解任決議案を提出した。与野党の攻防が激しくなっている。