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ハワイ・キラウエア火山 溶岩流出が拡大

2018年5月21日 10:38

活発な火山活動が続くハワイ島で、溶岩が海にまで達するなど、流出範囲が拡大している。今月3日の噴火以降、初めてのケガ人が出ていて、影響が深刻になっている。

ハワイ島のキラウエア火山では、今月3日にふもとの住宅地に亀裂ができて溶岩が流出した上、17日には山頂近くで、爆発的な噴火があった。

地元当局などによると、溶岩の活発な噴出が続いていて、これまでに、一部が海にまで達した。溶岩が海に流れ込むと有害な物質を含むガスが発生するため、海岸沿いの複数の道路を通行止めにするなど、立ち入り規制を行っている。

また、流出した溶岩によって住宅が孤立し、住民4人がヘリコプターで救助されたほか、3階のバルコニーにいた男性が飛び散った溶岩を足に受け、重傷だという。

今後も溶岩の流出が拡大する可能性があり、現地では、24時間体制で警戒を続けている。