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草津白根山「湯釜」付近「火山ガス」量増加

2018年5月21日 10:52
草津白根山「湯釜」付近「火山ガス」量増加

先月、噴火警戒レベルが引き上げられた草津白根山「湯釜」付近の警戒範囲の中に、専門家が調査に入った。専門家が現地で撮影した映像には活発な火山活動の様子がうつっている。

18日に撮影された群馬県・草津白根山「湯釜」付近の警戒区域内の映像には、水蒸気が激しく噴き出している様子がうつっている。

火山ガスに詳しい東海大学の大場武教授が成分を分析したところ、マグマに由来する火山ガスの量が、増えていることがわかった。

また、直径2メートルほどの「孔」が開いているのが見つかり、「孔」の中では、水が沸騰していたという。

さらには、「湯釜」の水位が上がっていることも新たに確認され、調査した大場教授は、1982年に湯釜が水蒸気噴火した時と状況が似ていると指摘している。

気象庁は、引き続き、湯釜から半径1キロの範囲では、突然の噴火に警戒するよう呼びかけている。