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偽善的の声も?若者の寄付へのイメージは…

2018年5月18日 14:34
偽善的の声も?若者の寄付へのイメージは…

世の中で議論を呼んでいる話題について意見を聞く「opinions」。今回の話題は「若者の寄付へのイメージは?」。社会貢献できるグルメアプリを運営している城宝薫さんに聞いた。

ある国際NGOが15歳から24歳までの若者231人に「寄付」について思い浮かべるイメージを尋ねたところ、約70%が「良いことだ」と答えた一方、20%近くが「偽善的」と考えていることが分かりました。

また、自分が寄付をしたことをSNSに投稿することについては、約半数が「抵抗がある」と答え、知られることについてネガティブなイメージがあることも分かった。


――この話題についての意見をお聞きします。フリップをお願いします。

「ペットボトルのキャップ」


――どういうことでしょうか。

日本はアメリカと違って、やっぱりポケットマネーで寄付しようという考え方は、税的にも宗教的にもなかなか浸透しないんじゃないかと思います。そんな中、ペットボトルのキャップのように日常生活の中でできるような支援というのは、すごく日本の中では普及するのではないかと思っていて、逆に言うと、このようなスタイルのほうが、日本でいちばん文化になりやすいんじゃないかなと思っていたりします。

実際、ペットボトルのキャップも860個のキャップが集まるとワクチンになったりするというのがあったりして、知らない人も多いんですが、やはりこういう習慣の中でできて、お金の負担がかからないからこそ日本では普及していて、逆に言うと、私自身は予約というものを通して寄付になるというような日常生活の中でできるお金のかからないモデル自体が、寄付につながっていくんじゃないかなと常に思っていたりします。


■城宝薫プロフィル
社会貢献できるグルメアプリを運営。大学3年生の時に立ち上げた「テーブルクロス」は、アプリから飲食店を予約すると、予約した人数分の給食が途上国の子どもに届く仕組み。日本に「寄付文化」が浸透していくことを目指している。

【the SOCIAL opinionsより】